【CsWORKS 通信Vol.2】コロナ危機の今だからこそ、経営の柔軟性を高めよう!

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今回のCsWORKS通信では、この状況下において「女性活躍の優先順位が下がるのも致し方ない」といった意見もある中で、女性活躍・ダイバーシティが大不況時の経営においてどんな効果を発揮するのか、リーマンショック時の株価推移からご紹介します。

コロナ危機の今だからこそ、経営の柔軟性を高めよう!

資生堂の魚谷社長が会長を務める30%ClubJapanは、5月25日に「コロナ危機を乗り越え成長を実現するために 今こそダイバーシティ経営を」と題し、女性活躍推進の意義と有効性について意見を表明しました。また、大なり小なりコロナ禍で業績が打撃を受けた企業の社長が参加した30%ClubJapan主催「TOPIX社長会」では、経営を立て直すために「ダイバーシティ推進の歩みは止めてはならない」といった意見で一致したといいます。

意見の趣旨は、リーマンショックを上回る不況が到来するという予測もある中で、レジリエンスのカギは経営の柔軟性を高めることにあり、多角的な視点で複数のアイディアを持って道筋を探るためにも、ダイバーシティ(人材の多様性)を実現し、ニューノーマルな経営に、女性をはじめとした経済界のマイノリティの視点を取り入れることがこれまで以上に大切になる、という内容です。

「コロナ禍において、女性活躍の優先順位が下がるのも致し方ない」との意見もある中、本当にダイバーシティ経営が未曾有の危機からのレジリエンスに有益なのか?、リーマンショック時の株価推移を例にご紹介します。

会社に「女性」がいると、リーマンショック時にどんな経営効果があったのか?

ダイバーシティと株価の関係

取締役会の構成別株価推移(図1)によると、なんと、女性取締役が1名以上いる企業は、そうでない企業(男性のみ)と比べてリーマンショックからの回復が早く、また株価において高いパフォーマンスを発揮しています。

さらに、株価推移を経営陣の女性比率別(図2)にみると、女性比率が高いほど株価も高くなっていることが分かります。

ダイバーシティとイノベーションの関係

均質的組織(※1)による「グループシンキング(集団浅慮)」が金融危機の原因として指摘されていると同時に、組織のダイバーシティとイノベーションの成果には、統計的に有意な関係があることも報告されています。

ポスト・コロナ時代、さらに多様な価値の提供が求められる中、経営力のアップには、ダイバーシティを上手く活用する必要がありそうです。

(※1)同じような価値観、背景、属性を持った人たちで構成される組織

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